はたらく図鑑
滋賀の未来を支える広報会社


「はたらく」にフューチャーしたオウンドメディア
Vol.3の今回は滋賀県の広報会社、しがとせかい株式会社代表の中野さん。
どの会社にもありそうな「広報」という業務を事業の中心に据えた滋賀県の企業です。
ゆるぎないビジョンに支えられた会社で社長を務める中野さんの「はたらく」を見てみましょう!
<話し手>
–中野龍馬しがとせかい株式会社代表取締役。
「滋賀を住みたい町No1にする」を掲げ、県内企業や自治体のプロモーションをメインに行う。
「広報の会社」として
-「広報の会社」ということですが、具体的にどのようなことを仕掛けるのでしょうか?
大学、自治体、企業さんがそれぞれ「もっと発信したいな」、「もっとファンを増やしたいな」となったときに、彼らだけではできない部分があります。そこで僕たちが一緒にチームになって、企画提案、実施、運用をしています。
ポイントなのは、大枠のコンセプトづくりから一緒にやること。「ふんわりしてて、何も決まっていないんです…」という方もいらっしゃいますが、全然OKです!
-ふんわり、というとどんな依頼が多いのでしょうか?
自治体さんとかだと、「シティプロモーションをやらないといけない」というところだけは決まっているけど、「何をしたらいいかわかりません」というご依頼。企業さんとかだと「若い人増やしていかないといけなくて~…」という粒度のご依頼が多いですね。
-そういったふんわりしたご依頼に対して、どのように企画提案をしていくのでしょう?
どんな世界をつくることが理想なのか、もしくはどれくらいの数字を残していきたいのか、という部分を少しずつ聞いていきます。
どのご依頼も最初のゴール設定はぼんやりとしたものが多いので、「目指すべきゴールはここですよね」とゴールの部分から提案をしていきます。
このとき気を付けているのは1時間はじっくりきくということ。
今はどんな会社なんですか?
代表ってどんな方ですか?
どんな風に変わっていけば嬉しいですか?
など、テンプレートで質問していくのではなくて打ち合わせのときの温度感を大事にしながら訊いていきます。
その人が「しゃべりたいな」と思ってもらえる内容をお訊きした上で、「僕だったら、こうしますね」という提案を心がけています。
▼しがとせかいが手がけたWEBページ。WEBページだけでなくSNSやYouTubeなど、広報まるごとをプロデュース。
▼リアルイベントと組み合わせた制作も手がける。
「滋賀を世界で住みたいまちNo1にする」ために
-そんな広報のお仕事ですが、そもそもなぜ広報なんでしょうか?
会社のビジョンとして「滋賀を世界で住みたいまちNo1にする」を掲げているわけですが、このゴールは絶対に揺るぎません。このゴールを実現するための手段として広報があります。
このゴールを実現するために僕らが考えているのは、滋賀に帰ってきたいと思う人をまず日本の中でもトップクラスにすることが重要だということです。
そこで、滋賀県の中小企業さんや自治体さんがはたらくにはとてもいい場所なんだということをアピールするために僕らは広報を仕事にしています。
滋賀県のいろんなところを「はたらきたいな」と思ってもらえる、
滋賀県を「帰りたい場所だな」だと思ってもらえる。
そうなるための発信を続けていけば、いずれは世界で一番住みたいと思ってもらえるのではないかと考えています。
「しがとせかいがあるから、滋賀は強くなったよね」
「滋賀、めっちゃイケてるよね」
「滋賀、なんかいきたいよね」
そんな風に言ってもらえたらいいなと思ってますね。
しがとせかいにおける、社長の役割
-広報の会社「しがとせかい」で、社長って何をする人になりますか?
方向性をつくっていく人、そして方向性に悩んでいる人を導く人、ですね。
しがとせかいには「滋賀を世界で住みたいまちNo1にする」という途方もないゴールがあって、そこにたどり着くまでにはいろんな道がある。誰もどの道が正解かはわからないけど、それは僕にだってわからないけど、リスクを背負って決定権を持つ人は必要だと思います。
一方で、わからない道に対して伴走する人も必要だと思っています。売り上げをあげていくだけの会社であれば、リスクを背負って決定権を持つ人だけでいいかもしれません。
でもやっぱり僕らは「滋賀を世界で住みたい町No1にする」ことを目指しているので、多くの人たちに関わってもらわないといけないし、関わりたいと思ってもらわないといけない。そのためにはいろんな道に進もうとしている人と一緒に伴走できる、導く人が重要だと思っています。
あとがき
就職活動でよくきく「広報」。
実はその広報そのものを事業の根幹として行っている会社がしがとせかい株式会社です。
「飲食店でも建設業でも、会社が事業がある限り広報はなくならない。」そんな風にも話していた中野さんの広報に対する強いこだわりを垣間見ていただけたら幸いです。
「滋賀を世界で住みたいまちNo1にする」という会社のビジョンがあり、その次に広報という手段があるといった点からは、手段と目的の区別が重要だという学びもありますね。
あなたは就職活動でどんな自分を実現したいですか?どんな未来を想像しますか?
そのために、どんな「はたらく」を選びますか?

- 会社名しがとせかい株式会社
- 事業内容Web、SNS、YouTube等の広報
- 役職代表取締役
- 名前中野龍馬